羽毛布団を選ぶ基準

意外に見落としがちな生地も要チェックです

羽毛布団を選ぶさい羽毛にばかり気をとられがちですが、寝心地は布団の側生地も大きく関係しています。側生地には、長綿、シルク、合繊、超長綿などがあり、それぞれに特徴が。

 

長綿

短い繊維でつくった糸を布に織っているため、じょうぶですが硬いゴワゴワ感がある生地です。最近では、長綿性の羽毛布団は少なくなりました。

シルク

綿と比べると光沢がありやわらかで、すばらしい肌ざわりです。難点は耐久性に欠けること。

合繊

ポリエステルと綿などを合わせて織りこんだ生地で、やわらかく肌ざわりもいいのですが、吸湿・発散性に劣るため羽毛布団に使用するとムレが気になることもあります。最近注目されている繊維に、シルクのような光沢とごく細長綿のやわらかさをもったテンセル(別名リヨセル)などがあります。とくに耐久性の面で期待されている合繊です。

超長綿

現在、羽毛布団に使用される生地の主流。ランクがあり、生地に織る糸の種類(単糸、交撚糸、双糸)と品質のちがいにより差がでます。糸の番手(糸の細さ・60~100番単糸)でもちがってき、交撚糸、さらに格上の200双糸・240双糸もあるのです。超長綿の場合は60番糸でも支障はないでしょうが、やはり上質の超長綿は身体にフィットして快適な寝心地を約束してくれます。



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